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バタフライナイフ

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2024/05/02 (Thu)

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2013/11/14 (Thu)

ターナー

上野の 東京都美術館に ターナー展を みにいった。

わたしの暮らす街にある 栃木県立美術館には ターナーの絵があって
イギリスの絵をあつめた企画展も しばしばひらかれたりしているので
ターナーさんは おなじみのかんじ。

ターナーさんの絵がたくさんあつまっていて 見応えがあった。
色彩の実験をした習作や 晩年の未完成とおもわれる絵もあった。
まめちしきみたいな解説が おもしろかった。
”実家は床屋”とか ”趣味は魚釣り”とか ”秘密主義”とか。
いちばんつかった色は クロームイエロー とか。
ターナーさんの絵の具箱が展示されていて しげしげ眺めた。
当時はまだチューブ入りの絵の具は出回っていなくて 豚の膀胱に絵の具を詰めていたんだって。
なるほど豚の膀胱らしき まあるいものが たくさん並んでる。
そのなかに 1本だけ 当時めずらしかったチューブ入り絵の具があって
それが クロームイエローという色なのだった。

旅をしながら絵を描いたようすも わかった。
実際持ち歩いていたスケッチブックも 展示されているのだった。

おともだちが亡くなったときに描かれた 『平和―水葬』という絵が こころにのこった。
黒い色に込めた想い。水辺を飛ぶ鳥に託した意味。

栃木県立美術館蔵の 『風景:タンバリンを持つ女』は さいごの部屋に展示されていた。
おなじみの絵を ちがう場所でみるのって なかなか新鮮。

それにしても 東京の美術館は 大混雑だった。なんてひとが多いのかしら。
行列をつくって 人垣越しに絵をみたりするので とってもくたびれちゃう。
地元の美術館で ほかに誰もいない静けさのなかで
『風景:タンバリンを持つ女』を鑑賞できるのは 贅沢なことだったんだなあ。

ターナーさんは ひかりの表現が うつくしかった。
月のひかり のぼる太陽 しずむ太陽 映る水面のきらめき。
まわりの景色まで とろけだすような 眩さ。

ミュージアムショップで ポストカードを 5枚 買い求めた。

『月光、ミルバンクより眺めた習作』
『バターミア湖、クロマックウォーターの一部、カンバーランド、にわか雨』
『レグルス』
『湖に沈む夕陽』
『平和―水葬』

∞ ∞ ∞

(美術館のあと 上野動物園をたんけんしたので 写真をのせます)
(あるいているパンダがリーリー すわっているパンダがシンシン) (たぶん・・・)

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