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バタフライナイフ

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2024/05/01 (Wed)

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2010/08/05 (Thu)

イノセンス―いのちに向き合うアート

県立美術館 『イノセンス―いのちに向き合うアート』 という展覧会。

ハンディキャップを抱えたひと 独学で絵を学んだひとの作品と
障がい者のアートに関わる作家さん 現代アートの作家さんたちの作品を
区別することなく ともに展示するという趣旨の 展覧会。

清野ミナは カラフルな 地図みたいな 作品。
坂上チユキは 緻密な ペイズリー模様みたいな 作品。

篠原佳尾の 『題名不詳』。
わたしには ちょうちょにみえた。

小原久美子は 模造紙を ちょうちょやとんぼのかたちに切って
色紙を モザイク模様みたいに 貼り付ける。
壁一面に たくさんちょうちょがいたので ちょうちょ好きおおよろこび。

秋山俊也は 電柱ばかり描く。
西沢彰は 飛行機ばかり描く。

舛次崇は 枯れた植木鉢ばかり 8年描きつづけたという。
大胆な 色づかい。アフリカぽい 色合い。

佐々木卓也は 造形作家。
独特のポーズの 女性像を中心に展示されていたのだが タイトルが謎。
『ピカソの女性(なつきちゃん)』 (ん? 日本人なの?)
『外国の女性(ゆみかちゃん)』 (んん? 日本人なの??)
『プードルの頭の女性(プードルとネコ)』 (もうなにがなにやら)

丸木位里のおかあさん 丸木スマは
70歳を過ぎてから 絵筆を握ったという。
丸木位里のいもうとさん 大道あやの作品と あわせて展示されていた。
丸木スマ 『簪』 大道あや 『しかけ花火』 は
屏風に描かれた作品で ならべて展示されていたのだったが
どちらも仔細に描かれた力作で たいへん見ごたえがあった。

草間彌生は 『愛はとこしえ』シリーズ50点のうち 34点が 展示されていた。
壁3面に ずらり34枚のパネルがならんでいて 圧巻だった。

この日 いっとうたのしみにしていたのは イケムラレイコ。
ブロンズ像の 『Figura m&m』 と 絵コンテみたいな 『島の女#1~#8』 は
期待していたかんじと ちがっていたけれど
油彩で描かれた 『M-scape』 は じつに見事だった。
暫く絵のまえに立ち尽くしたり なんども絵のまえにもどって観たりした。
もえるような 赤。くっきりはっきり赤いのに きえそうな おんなのこ。 

奈良美智は 紙に描かれた作品と 陶器の作品が あった。
紙に描かれた作品は らくがきみたいな 陶器の作品のイメージ図みたいなもの。
なにかのプリント(学校で配られるような 町内会でまわってくるような プリント)の
裏のしろいところに描かれていて 表の文字がちょっと透けてみえてるんだけど
額に入れられているので 表側は みえない。
なんのプリントなのだか じろじろ みてしまった。
陶器の作品は おおきいものも ちいさいものも あった。
おおきいものは まわりを ぐるぐる みてまわった。
『月頭巾』 は 裏側にも顔があって とってもキュート。
ちいさな作品の 『舌だし富士壷』 と 『十字架の山』 が かわゆかった。
『子ども店長』とか 『子ども山田くん』 とか ふざけたタイトルの作品もあった。

常設展は さらりと 鑑賞した。
見覚えのある作品が多かったけれど 長沢秀之の作品は はじめて観た。
あたたかい色の たくさんの点々が うつくしかった。
たしか 『皮膜6』 とかいうタイトルだったとおもう。

INNOCENCE - ART towards LIFE
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