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バタフライナイフ

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2024/05/14 (Tue)

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2010/06/20 (Sun)

おわかれ

犬は 火葬した。

都合により 翌々日まで 自宅に安置した。
あたまとおなかを中心に ドライアイスや氷を駆使して 冷やしつづけた。
亡くなった場所が 獣医さんだったので
死の直後に 適切な処置をしていただけたのは 幸いだった。
死の直前 なにも食べられなくて おなかがからっぽだったのも 幸いだった。
おかげで いい状態を 保てたとおもう。

犬を看取るのは はじめてのことだった。
死んだ犬のつめたさを知り 死後硬直の硬さを知り
一日くらい経つと 硬直が解かれるのを 知った。
枕飾りをこしらえたり お花を飾ったり。

獣医さんの待合室で その時が訪れたとき
わたしは まさか死ぬとは おもっていなかったのだ。
ちょっと様子がおかしいだけだと おもっていた。
それと気づかぬうちに 逝ってしまった。
気づいたときには 死んじゃってた。
あの時 もっと撫ぜてあげれば よかった。

二晩 遺体のとなりに 眠った。
ときおり話しかけたり つめたい頬にチュウをしたり
耳のうしろの ふわふわやわらかいところを 撫ぜたりした。

いもうとたちが 電器屋さんで ダンボールを貰ってきてくれた。
電子レンジが入っていた おおきな箱。
そのままでは 高さがありすぎたので 半分の高さに切った。
りっぱな 棺が 出来上がった。
納棺の儀を 執りおこなった。

ペット霊園宇都宮 というところで 火葬してもらった。
お経が流れるなか 棺のなかにお花を納めて お焼香した。
お骨をひろうときには 骨の説明も してくださった。
サービスで 日曜日の地方新聞に おくやみが載った。
人間並みに 丁寧に対応してくださった。
満足のいく いいおわかれが 出来た。

遺骨は 暫く お部屋に置いておくつもり。
あと2匹 老犬を飼っているので
ゆくゆくは 骨壷を みっつ 並べてやろうと たくらんでいる。

Remainsnews paper 2010-06-20
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