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バタフライナイフ

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2024/05/21 (Tue)

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2008/11/20 (Thu)

アンドリュー・ワイエス

渋谷 Bunkamura ザ・ミュージアム 
『アンドリュー・ワイエス 創造への道程(みち)』 という展覧会。

アンドリュー・ワイエスは いっとうすきな画家。
だのに いままでいちども ほんものの作品を 観たことが無かった。

習作と 完成した作品が ならべて展示されていた。
だんだんに 構図が決まっていくようす
じつに的確に 描くべき対象が絞られていくようす
真摯に絵に向かっているようすが よくわかった。

繊細かつ大胆な筆づかい 構図の素晴らしさ。

『火打ち石』という作品では 習作には描かれていたカモメが 完成作には居なかった。
『卵の計量器』という作品では 画面から人物が消えて 卵そのものが際立っていた。
なかなかおもしろく ふむふむ観てまわる。

有名な 『クリスティーナの世界』は 
習作ばかりで ほんものが展示されていなかった。

ヘルガのシリーズが とりわけだいすきなので
『ページボーイ』のほんものが観られて 感激だった。

じぶんのお姉さんを描いた 『私の姉』という作品は
紙に鉛筆で描いたもので 完成だった。
色彩など これ以上手を加える必要が 無かったのだという。
鉛筆だけで お姉さんの本質を 表せたのだそうだ。
たいへん緻密な鉛筆画は なるほど完成していた。

『雪まじりの風』という作品の横に書いてあったワイエスの言葉は メモしてきた。


『私は季節の中でも冬や秋が好きだ。 風景の中にある骨組みや孤独感、死に絶えたような雰囲気が感じられる。何かがその下に隠れていて、物語の全ては明らかにされていない。そんな気がするのだ』


ふたつのビデオが上映されていて ふたつとも観た。
ひとつは ワイエスの過ごした メイン州とペンシルヴェニア州を紹介するビデオ。
もうひとつは 今年の8月に撮影された ワイエスのインタビュー。
91歳のワイエスが 孫娘に インタビューされている。
6歳から絵を描きはじめて いまもなお 精力的に描きつづけているようす。
歳は関係無い 何かに刺激を受けたら すぐ行動を起こす というおはなしが よかった。

『すぐ 外に出て 行動だ 91歳だから出来ないなんて言ってられないよ』


ポストカードを 4枚買った。

★ 『早い雪』
★ 『粉挽き小屋』
★ 『昨夜』
★ 『三日月』



xxx xxx xxx


渋谷駅では 岡本太郎さんの 『明日の神話』が 公開されたところだった。
お昼をいただいたカフェのかたすみに 岡本太郎さんのお人形があった。
手のかたちをした椅子も置いてあって 座って良いって書いてあったけれど
そこはかとなくおそろしくて 座ることは出来なかった。
展覧会を観おわった帰り道 渋谷駅へ。
『明日の神話』は たいへんおおきな絵で すごく迫力があった。
第五福竜丸らしき船が描かれているあたり 鯨のいるあたりが 気に入った。

東京まででかけたついでに 六本木を うろうろ。
宮島達男さんの 『カウンター・ヴォイド』を 観に行ったのだった。
けやき坂通りは クリスマスのイルミネーション まっさかり。
さまざまな速度で 点滅する数字たち。映りこむ イルミネーション。
8という数字がすきなので 8という数字が光ったときは ちょっとうれしい。

Taro Okamoto"Asu no Shinwa"
"Asu no Shinwa""Asu no Shinwa"
"Counter Void""Counter Void"
Roppongi Hills, Keyaki Street
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