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バタフライナイフ

http://butterflyknife.blog.shinobi.jp/

2024/03/29 (Fri)

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2016/05/30 (Mon)

子猫

子猫を保護して かれこれいっかげつ。

ちいさなちいさなきょうだい猫を うっかり保護してしまったのは まだまだ肌寒い4月のおわりのこと。

うちの庭のかたすみで ながいこと鳴きつづけていた ちいさなちいさな毛むくじゃらたち。
母猫は 子猫を置いて 戻ってこなくなってしまったようすで ずうっと鳴きつづけているのだった。
2匹とも まだ見えていないらしい両目は 目やにで がちがちに固まっていた。
何より心配だったのは 低体温ということだった。
湯たんぽつくってあたためたり ぬるま湯に浸したガーゼで目のまわりを拭ったり。
朝いちばんに 子猫用のミルクを求めて ホームセンターに走ったり。
数時間おきの 授乳の日々が はじまった。

150グラムと200グラム てのひらに乗るおおきさの ちいさなちいさな毛むくじゃらたち。
ざんねんながら ちいさいほうは 救うことができなかった。
シリンジでも哺乳器でも さっぱりミルクを飲んでくれない子だった。
10日ほど生きて 保護したときよりすこしばかり軽くなって 天国へ旅立った。
もう1匹は きょうだいが残したぶんのミルクまで がぶがぶよく飲む子。
すくすく育って 目が見えるようになって 耳がぴんとしておおきくなって
体重は倍になって ちいさな歯が生えてきて ぼちぼち離乳食をはじめてる。

子猫をそだてるのは はじめてのこと。
日々 おどろいたり 感心したりしてる。
トイレを用意したら なんにもおしえてないのに そこがトイレだと理解してつかいはじめた。
はなれたところであそんでいても 催したらそそくさとすすんでトイレへ。なんておりこうなの。
ベッドによじ登れるようになったり 人間のベッドで眠ると言い張るようになったり。
じゃれたり あまえたり。まいんち かわゆくってしかたない。

子猫は 麦(むぎ)と名付けた。
折しも 麦秋。豊かな実りの季節。
麦の穂に似た ほわほわの ちいさな毛むくじゃら。

むぎにっき
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2016/02/18 (Thu)

斎藤富蔵

宇都宮美術館 斎藤富蔵展。

水彩とは思えないほどに キャンバスのうえに厚く塗りかさねられた絵の具。
大谷石の石肌みたいに ごつごつしているんだけれど あたたかみのあるかんじ。
大谷石採掘場を描いたシリーズは微妙に質感や光のかんじを変えて何枚かあって素晴らしかった。
さざえを描いた絵は 色彩もうつくしく ほんものの貝殻の質感が 見事に再現されているのだった。

あかいトマトやみどりのトマトが描かれたシリーズは シュルレアリスムの雰囲気だった。
蟹江さんという 亡くなられたおともだちへの オマージュ。
蟹江さんは カゴメという会社をつくった方なのだった。それでトマト!

展示室のはじめのほうに ご自身を蛾に見立てた絵があって
展示室のさいごのほうに ご自身を蝶に見立てた絵があった。
蛾から蝶になってよかったなあとおもった。

ミュージアムショップで ポストカードを いちまい 買い求めた。
宇都宮にある大谷石造りの松が峰教会を描いたシリーズのうちの いちまい。
あかい あかい おどろおどろしい空。

★ 『聖(宇都宮)』

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2015/07/23 (Thu)

パウル・クレー

宇都宮美術館 『パウル・クレー だれにも ないしょ。』 という展覧会。

パウル・クレー むつかしかった。
音楽記号のフェルマータとか 矢印とか 数字とか 十字架とか。
『三重唱』とか 『赤のフーガ』とか 音楽的な作品も ちらほら。
けものが2匹描かれているようすの絵を ちかづいてよくみるとなんびきも蛇がみえたり。
(『彼女は吠え、僕らは遊ぶ』)
おもてとうらで ぜんぜん趣のちがう絵が描かれていたり。(『無題[子どもと凧]』 『無題[花と蛇]』)
『ポップとロックのたたかい』という絵は どちらがポップで どちらがロックなのか。
みればみるほど 謎は深まるばかりなのだった。

宮城県美術館所蔵の 『橋の傍らの三軒の家』という絵が とってもよかった。
会期中展示替えがあって 8月9日までの展示なので みられてよかった。

パウル・クレーさんの言葉 めもめも。

『この世で僕を捉まえることはできない 僕は死者たちのもとに そして未だ生まれていない者たちのもとに 住んでいるのだから ―クレーの墓碑銘より』

『この世が恐怖にみちていればいるほど(まさに今日のように)、それだけ芸術は抽象的になる。現世的な芸術は、逆に、幸福な世風のもとで生まれ育つものだ ―日記 1915』

『何ものにも捉われない。ヤー(ja)でもなくナイン(nein)でもない。反ファシスト芸術なんてものもありません。あるのはただ芸術のみ。―妻リリー宛書簡 1936年6月17日』

ミュージアムショップで ポストカードを 2枚 買い求めた。

★ 『墓地』
★ 『彼女は吠え、僕らは遊ぶ』

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2015/06/18 (Thu)

高橋コレクション展

東京オペラシティアートギャラリー 『高橋コレクション展 ミラー・ニューロン』 という展覧会。

奈良美智さんの 『深い深い水たまりⅡ』 という絵をみるために おでかけたのだった。
だいすきな絵! 実物をみることができて 感激だった。
しろい包帯ぐるぐる巻きのおんなのこが 水たまりに はまってる。
背景のキャンバスは あちこちつぎはぎだらけで 痛々しいかんじ。
しばし絵のまえに立ち尽くして あのころの痛みを 思い出していた。
しにたいような心持ちで おうちに閉じこもって
奈良さんの 『深い深い水たまり』 という本を 愛読していたころ。
ひとりぽっちで生きていく こころづもりが できあがった頃のこと。
おとなりに並べられた 『Candy Blue Night』も すきな絵だった。
みずいろの飴玉を 持て余してるおんなのこの けだるさ。
ながいながいひとりぽっちの夜の ふかいふかい闇。
この2作品のまえで だいぶんながいこと ぼんやりしちゃった。

草間彌生さんは カラフルなみずたま模様の作品がいろいろあったけれど
モノクロームの『自画像』が とってもよかった。
さいごのところに展示されていた立体作品2点は 撮影オッケーだった。
『ハーイ、コンニチワ!ヤヨイちゃん』と 『ハーイ、コンニチワ!ポチ』。
やっぱり みずたま。

名和晃平さんの『PixCell-Lion』は すこし照明を落とされた部屋に展示されていて
たくさんのまあるいガラス玉でつくられたライオンさんは いくつものスポットライトを一身に浴びていて
きらきら輝いて とっても綺麗なのだった。
ライオンさんのまわりを くるくるまわって鑑賞した。
正面からみると プードルさんのようにもみえて かわゆいのだった。

小谷元彦さんの『Human Lesson (Dress 01)』という 狼の毛皮をつかった作品は
くわっと見開かれた瞳とか おおきく開かれた口のなかにみえる血塗られた牙のかんじとか
飼ってた犬たちがしんじゃったときのこと ちらり思い起こさずにはいられなかった。

会田誠さんの 『ジューサーミキサー』 おそろしかった。
おおきなジューサーの中に入れられた 夥しい数の はだかのおんなのこたち。
今まさにジュースにされようとしてる… したのほうのおんなのこたちは すでに血に染まって…
血の海… ぶくぶく… こなごな… きゃー。

須田悦弘さんの 『雑草』は 壁にキャプションがあるばかりで
そのあたりをいくら見回しても 作品が見当たらなかった。
どこー?って探していたら あんなところに… あんなところに 雑草生えてたよ!
みつける よろこび。(うれしくてそばにいた美術館のおねいさんにはなしかけてしまった!)

西尾康之さんの『Crash セイラ・マス』は お部屋いっぱいのおおきさの 立体作品。
たかさ2.8メートル 幅4メートル 奥ゆき6メートル。
どうやってもってきたの。(どうやら分解できるらしい)
よつんばいで拳を振りあげてるセイラさんのまわりを ぐるり1周。
セイラさんのしたに おおきな鏡があって のぞきこんだらおもしろかった。

風間サチコさんの 列島改造人間シリーズ いちいち愉快なタイトルで 笑っちゃった。

収蔵品展も鑑賞した。山とか滝とか焼きものとか 自然のかんじ和のかんじだった。
岡田伊登子さんの 作品のタイトル
『日本語は海の中に母が居る フランス語は母の中に海が在る』 こうゆうのすき。

収蔵品展のさらに奥で 富田直樹さんの作品展もみた。
絵の具をたくさんつかって描くひと!
塗りたくられた絵の具の厚み 力強い筆致 すごかった。なんという分厚さ。なんというパワー。
『Night Rain(Yosame)』 雨に濡れた夜の街の 光のかんじ うつくしかった。

すきなものあれこれあつまっていて おもしろくって 大満足の展覧会だった。ほくほく。

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2015/05/28 (Thu)

ルーヴル美術館展

国立新美術館 『ルーヴル美術館展―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄』 という展覧会。

なんてひとが多いんでしょう… 列にならんで人垣のあいだから絵をみて くたびれちゃった。
みたかった『天文学者』の絵のまえは 2列にわかれていて
絵のちかくをとおる列は 立ち止まらずにすばやく鑑賞するひとたちの列で
その外側に ゆっくり鑑賞するひとたちの 人垣ができているのだった。
幾度か列にならんで すばやくみたり ゆっくり眺めたり。

『両替商とその妻』という絵の テーブルのうえに鏡のようなものがあって
なぞの人物とか ステンドグラスらしき装飾のある窓とか そとの風景とか
映っているあれこれが 仔細に描かれている部分を じろじろみちゃった。

『コローのアトリエ』のように 絵のなかに絵が描かれている作品 おもしろい。
イーゼルに架けられた コローさんの風景画を 熱心にみている少女。

物乞いとか 蚤とか 貧しさが描かれている絵も ちらほら。
犬とか 猫とか 猿とか 狩人の絵とか 農家の絵とか
動物が描かれている絵も多くて とりわけ犬の描かれている絵は 興味深くみた。

ミュージアムショップで ポストカードを 4枚 買い求めた。

★ヨハネス・フェルメール 『天文学者』
★クエンティン・マセイス 『両替商とその妻』
★ジャン・シメオン・シャルダン 『猿の画家』
★ジャン=バティスト・カミーユ・コロー 『コローのアトリエ』

美術館のそとの 展覧会の看板ぱちり。
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2015/04/23 (Thu)

遊亀と靫彦

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展示替えの罠で みられなかった作品があって しょぼん。

ミュージアムショップで買い求めたポストカード めもめも。

★ 小倉遊亀 『うたかた』
★ 小倉遊亀 『舞妓』
★ 安田靫彦 『紅梅』

2015/04/16 (Thu)

花見山

花見山に でかけた。
とてもうつくしいところだった。
あちこちみとれつつ けっこう急な山道を てっぺんまでのぼった。

福島駅ちかくの珈琲グルメという喫茶店で ねんがんの珈琲ババロアをいただいた。

新幹線の切符の買い方をおぼえた。新幹線ちょうはやいちょうたのしい。

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